「上大岡駅」の住みやすさ ~地元のお金持ちに愛される南横浜の副都心~

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「マイホームパパに優しい街探訪記」とは?
嫁のためでも、子供のためでもなく、「働くお父さん」の視点で街の住みやすさを解説する。そんなコンテンツである。

総合おすすめ度:3.8 / 5.0

  • 交通利便性   ★★★★☆
  • 住居費のコスパ ★★☆☆☆
  • 1人飯スポット ★★★★★
  • 娯楽      ★★★★☆
  • ステータス   ★★★★☆

「上大岡駅」の住みやすさ ~地元のお金持ちに愛される南横浜の副都心~

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「上大岡駅」は、京急急行線の快特・特急・エアポート急行停車駅。

横浜市営地下鉄ブルーラインの快速停車駅でもあり、地元のお金持ちに愛される南横浜の副都心である。

 

住みやすい(住みたい)ところ

  • 再開発により洗練された街へ変貌。地価も順調に伸びており、将来性有。
  • 駅前のタワマンに住めば、「地元じゃ負け知らず」の富裕層気分が味わえる。
  • 駅周辺は遅くまで人通りがあり、比較的治安が良い。

住みにくい(住みたくない)ところ

  • 平坦な土地が少なく、所謂「高級住宅街」の雰囲気はあまりない。
  • 地価がエリア内で突出しており、コスパが良くない。

参考:神奈川県警HP「刑法犯 罪名別 市区町村別 認知件数

 

交通利便性(★★★★☆)

主要駅へのアクセス

  • 東京駅:44分(乗り換え1回)
  • 品川駅:38分(乗り換え無し)
  • 新宿駅:48分(乗り換え1回)
  • 渋谷駅:43分(乗り換え1回)

※平日の午前08:30に目的駅へ到着する際の時間を算出

出典:ジョルダン

上大岡駅の交通利便性はまずまず。

東京駅や東京都心の主要駅へ、40分前後でアクセスできる。

 

40分前後という所要時間は県内全体で見ても特に優れているとは言えないが、上大岡駅は前述のように「京浜急行線」と「横浜市営地下鉄ブルーライン」の2路線を利用可能な駅だ。

そのため市内の中心地である「横浜駅」はもちろん、観光スポットとして有名な「桜木町駅」や、横浜スタジアムのある「関内駅」、新幹線の停車する「新横浜駅」へも乗り換え無しでアクセスできる。

横浜市内を生活の本拠とするのであれば、非常に便利な街と評価できる。

主要駅へのアクセス(横浜市内)

  • 横浜駅:11分(乗り換え無し)
  • 桜木町駅:13分(乗り換え無し)
  • 関内駅:12分(乗り換え無し)
  • 新横浜駅:28分(乗り換え無し)

※土日の午前12:00に目的駅へ到着する際の時間を算出

出典:ジョルダン

 

住居費のコスパ(★★☆☆☆)

上大岡駅(かみおおおかえき)の最新の地価は、公示地価の平均が35万6000円/m2(2023年[令和5年])、坪単価は117万6859円/坪であり、前年比+1.60%の上昇です。

横浜市港南区の最新公示地価は平均25万7372円/m2(2023年[令和5年])、坪単価では平均85万0816円/坪です。前年からの変動率は+0.86%です。

※上記は「土地代データ」の「上大岡」「横浜市港南区」のページより引用

2023年の公示地価に基づく上大岡駅周辺の平均坪単価は117万6859円

横浜市港南区全体の平均坪単価85万0816円と比べると、およそ1.4倍の差がある

前年からの変動率は+1.60%であり、区内平均を大きく上回る伸びを示している。

 

横浜市港南区は、市内の中心地である「西区」や「中区」との距離が若干離れており、最寄り駅から遠い「バス便」の住宅地も多いエリアだ。

駅周辺の商業施設も根岸線沿線の「港南台駅」以外はぱっとしないため、どうしても主要駅である上大岡の周辺に人気が集中する状況となっている。

上大岡にマイホームを買えるのであれば、もっと市内中心地寄りの物件も選択肢に入るため、コスパという点では正直微妙な評価である。

 

1人飯スポット(★★★★★)

上大岡駅は郊外中核駅の特長そのままに、1人飯スポットが非常に充実している。

また、街の特性上、その多くが駅周辺に集中しているため、外食派の方にとっては嬉しい環境と言える。

 

駅前の商業施設「camio(カミオ)」と、隣接する商店街「パサージュ上大岡(上大岡中央商店街)」、およびその周辺で多数の飲食店が営業中。

チェーン店だけでも「マクドナルド」「ロッテリア」「すき家」「松屋」「ミスタードーナッツ」「ドトール」「ジョナサン」といった豊富なラインナップが揃っている。

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パサージュ上大岡の中で営業するお蕎麦屋さん「砂場」。

お腹が空いている時は、蕎麦と一緒に丼ぶりを頼んで贅沢に食すのがおすすめ。

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駅の西側にある中華屋「上大岡タンタン」。

にんにくの利いた担々麺は、一杯引っ掛けた後の体に染みるおいしさ。

味は折り紙付きだが、夜しか営業していないので注意。隣のインドカレー屋「サティー」もおいしいので、間違えて昼間に来てしまった場合はこっちに入ろう。

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こちらも駅の西側にある寿司居酒屋「太郎丸」。

その名の通り夜は飲み屋だが、ランチも美味しいお店だ。

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前述のcamioと対をなす商業施設、「mioka(ミオカ)」の中にもレストランフロアが設けられている。

画像は入居テナントの一つである「サイゼリヤ」のもの。

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同じくmiokaの中にある「とんかつ勝」。

ごはん・みそ汁・キャベツはおかわり自由。肉を節約しながら無限に食べられる。

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横浜市内を中心に展開するタンメンの名店「横濱一品香」。

筆者は生まれてこの方、この店を超えるタンメンに出会ったことは無い。

上大岡を訪れることがあれば、是非足を運んでみて欲しい。

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娯楽(★★★★☆)

上大岡駅の周辺には5店舗のパチンコ屋が営業中。

 

まずは改札を出てすぐの立地にある「AVIVA」。

1号店のすぐ隣に2号店を造ってしまうあたり、街のパチンコ需要の高さを想像させる。

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AVIVAのほど近くにある「MIRAGE」。

すぐ隣にも別のパチンコ屋「JUMBO」があり、周囲一帯はまさに上大岡のパチンコエリアだ。

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駅の南側に、他の4店舗とは少し離れて佇む「ZIATH」。

これだけパチンコ屋が乱立しているにも関わらず、今日も遊戯に訪れる住民は多い。

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パチンコだけでなく、スポーツクラブも3店舗ある。

最も立地が良いのは前述のmiokaに入居する「KONAMI SPORTS CLUB」。

上層にあるタワマンのエントランスがすぐ近くにあるため、察するに、そこの住民も多数利用していると思われる。

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駅の北側に少し歩くと、県内ではおなじみのチェーン「ANYTIME FITNESS」がある。

毎度の紹介だが、24時間営業。

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駅の南側にあるヨークフーズと同じ建物に入居する「TOKYU SPORTS OASIS」。

ネットの口コミ情報で恐縮だが、風呂が素晴らしいとのこと。

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パチンコ・スポーツクラブといった定番の施設以外に、上大岡にはなんと映画館もある。

休日の家族サービスで、映画館のある駅を訪れることすら億劫に感じているお父さんに嬉しい。

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駅の南側に少し歩いたところには、男の楽園が入居するソシアルビルがある。

しかしながら最寄り駅で遊ぶリスクを考慮すると、最低限、「横浜」や「日ノ出町」辺りまで移動した方が無難かもしれない。。

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ステータス(★★★★☆)

横浜市民「上大岡に住んでいるんですか!とっても便利な街ですよね!」

東京都民「かみおーおか?(聞いたことないけど、田舎なんだろうな。。)」

上大岡駅に住んでいるのであれば、横浜市内においては立派なステータス上位者だ。

駅周辺には百貨店や映画館といった施設が充実しており、休日に訪れる市民も多い。

しかし残念ながら、一歩市内を出るとその知名度はガクッと下がり、「内陸よりの横浜(田舎)」という地味なカテゴライズにはめこまれることになる。

 

「東京がどうした!俺は横浜が好きなんだ!」

そんな地元への誇りを胸に、駅周辺で何でも揃うこの街を歩きながらにっこりとほほ笑むのが、正しい上大岡スタイルである。

 

「上大岡駅」探訪

(※探訪内容は2022年3月現在の情報)

春の訪れを感じる土曜日の昼下がり、「上大岡駅」で下車。

久々に街を訪れた筆者を待っていたのは、不自然な構造物に囲まれた工事現場だった。。

なんでも、地下鉄へのエレベーター新設工事をおこなっているらしい。

再開発が一服しても市営地下鉄の駅舎に投資している様子を見ると、やはり上大岡は横浜市にとって重要な街の一つなのだろう。

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そんな変化も見られたが、駅前の幹線道路「鎌倉街道」を南北へ爆走する車両の様子は相変わらずだ。

上大岡は駅の東西を小高い丘に囲まれているため、駅近くの広い道路と言ったら正直ここくらいしか無い。

「住居費のコスパ」の項で解説したようにバス便の住宅地が多く、そこと駅をつなぐバスの多くが上大岡駅の巨大バスターミナルを発着するため、渋滞も度々発生する。

電車でのアクセスは便利な街だが、移動手段のメインが車の人は注意した方が良い。

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鎌倉街道の両側を囲むように建つ、駅前の大型商業施設が存在感を放つ。

画像は街道の東側にある「京急百貨店」と駅ビル「WING上大岡」。

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そして西側にある「camio」と「mioka」。

外観の看板を見るだけで、多数の店舗が入居している様子が分かる。

上大岡での買い物等は、改札を出て徒歩2分圏内だけで完結すると言っても過言ではない。

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買い物に来た家族連れや、道端でたむろする地元の老人達の間を縫って、鎌倉街道を足早に渡る。

どちらかと言うと存在感の薄い商店街「パサージュ上大岡」も結構な往来があり、周辺の昼間人口が上大岡に集中していることが伺われた。

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まずは腹ごなしのため、miokaの中にある前述の中華屋さん「一品香」へ。

絶品タンメンと半チャーハンをおいしく頂く。

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お腹も膨れたところで、ようやく駅前から移動。

幹線道路、鎌倉街道を北側へ進む。画像の地点は駅から徒歩5分と離れていないが、とたんにほのぼのした郊外の雰囲気が顔を出した。

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街道を外れ、駅北西側の住宅街を散策。

この辺りは上大岡駅周辺でも平坦なエリアであり、一言で言うと資産価値が高い。建物は賃貸アパートやマンションが中心だが、昔ながらの造りをした戸建住宅等も確認できた。

付近には大型のスーパーなんかもあって、住みやすい郊外の住宅地といった感じの街並みだ。

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付近のエリアに佇む、京急急行電鉄分譲のマンション「プライムパークス上大岡」。

大手のディベロッパーが新築マンションを建てるエリアというのは、地域の資産価値を図る上でバロメーターの一つになる。

シマを牛耳る京急が力を入れているあたり、上大岡のポテンシャルはまだまだ高そうだ。

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住宅街をぐるっと回り、再度、駅前に移動。

遠くから近づいていくと、上大岡のシンボルであるタワーマンションの姿が嫌でも目に入る。

 

まずは「mioka」の上層にある「上大岡タワーザレジデンス」。

総戸数:346戸、34階建。再開発で生まれた、商業施設直結の大規模マンションだ。

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もう一つは「camio」の上層にある「横浜ヘリオスタワー」。

こっちは総戸数:309戸、30階建。

筆者もいつかはこんなタワマンに住んでみたいものだ。。

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上大岡にはタワマン以外に、高層の建築物がもう一つ。

それが画像の「ゆめおおおかオフィスタワー」だ。

どうでもいいが、前述の「上大岡タワーザレジデンス」は鎌倉街道のちょうど反対側にあるため、このオフィスタワーはタワマン住民の眺望を妨害する役割を担っている。

先に建築されたのはオフィスの方なので、こればっかりは文句を言っても仕方ない。

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オフィスタワーの隣には、地元民に愛されるアミューズメントビル「赤い風船」がある。

ゲーセンやボーリングはおじさん向きの施設では無いが、飲み屋も入居しているのでたまに来てみると楽しい。

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駅前は一通り回ったので、住宅地を探訪するために駅の東側へ移動。

少しずつ日も暮れ始めて来たので、先を急ぎたい。

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画像は上大岡駅東側の名物、駅舎を出てすぐに始まる急坂だ。

ちなみに1枚目の画像は、改札から徒歩1分程度しか離れていない。

再開発の際もこの傾斜地を商業地にすることはできなかったようで、大規模な駅にも関わらず、駅の目の前から住宅街に入るという何とも奇妙な様相をかもしている。

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急坂の頂上から振り返った上大岡駅の様子。

200mくらいしか歩いていないのに、既に結構な高低差を登っているのが分かる。

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軽く息切れしている体を励まし、付近の散策を再開する。

丘の上は戸建の立ち並ぶ閑静な住宅地となっており、とっても住みやすそうな雰囲気だ。

駅からも近いので、坂を許容できるのであれば住みたい人は多いだろう。

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傾斜した道を進み、住宅街の更に奥へ。

先ほどの場所は頂上ではなかったようで、新たな急坂が筆者の前に立ちはだかる。

坂の中腹からは、夕日の沈む上大岡の街が一望できた。

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アップダウンを繰り返しつつ先へ進み、ようやく目的地である「久良岐公園」にたどり着いた。

住宅街の中にある大きめの公園で、春には桜、夏にはホタルが鑑賞できるらしい。

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この日はまだ季節的に冬ということもあって花などは見られなかったが、子供連れや、犬の散歩をする周辺住民が何組か訪れていた。

奥には池なんかもあって、自然を感じられる落ち着いた場所だ。

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公園に別れを告げ、坂の上から望む富士山を眺めつつ、帰宅。

発展を続ける駅前商業エリアの利便性と自然豊かな住環境、二つを同時に手に入れることができる街、「上大岡」。

あなたの生活を豊かにするマイホームの候補地として、是非一度訪れてみて欲しい。

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