「中野島駅」の住みやすさ ~カントリー感あふれる昔ながらの住宅地~

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「マイホームパパに優しい街探訪記」とは?
嫁のためでも、子供のためでもなく、「働くお父さん」の視点で街の住みやすさを解説する。そんなコンテンツである。

総合おすすめ度:2.8 / 5.0

  • 交通利便性   ★★★★★
  • 住居費のコスパ ★★☆☆☆
  • 1人飯スポット ★★☆☆☆
  • 娯楽      ★★☆☆☆
  • ステータス   ★★★☆☆

「中野島駅」の住みやすさ ~カントリー感あふれる昔ながらの住宅地~

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「中野島駅」は、JR南武線の各駅停車駅。

カントリー感あふれる、昔ながらの住宅地である。

 

住みやすい(住みたい)ところ

  • 再開発とは異なるが、橋上駅舎化の計画有。利便性の向上が期待できる。
  • 地価が順調に伸びており、将来性有。
  • 駅周辺は住宅街。繁華街等がなく、治安が良い。

住みにくい(住みたくない)ところ

  • どちらかというと「下町」という印象の街。高級住宅街・金持ち・富裕層等のイメージは乏しい。
  • 多摩川が近く、万一決壊した場合は水害に見舞われる可能性高し。

 

交通利便性(★★★★★)

主要駅へのアクセス

  • 東京駅:48分(乗り換え1回)
  • 新宿駅:30分(乗り換え1回)
  • 渋谷駅:32分(乗り換え2回)
  • 横浜駅:42分(乗り換え1回)

※平日の午前08:30に目的駅へ到着する際の時間を算出

出典:ジョルダン

「中野島駅」の交通利便性は良好。

沿線のターミナル駅である「登戸駅」や「武蔵小杉駅」で乗り換えることで、多方面にスムーズなアクセスが可能だ。

中野島駅に限らず、南武線沿線の駅は乗り換えの手間がかかることから都心へ行きにくいように思われがちだが、所要時間の短さに関しては県内でも上位と評価して良いだろう。

 

住居費のコスパ(★★☆☆☆)

中野島駅(なかのしまえき)の最新の地価は、公示地価の平均値が28万8500円/m2(2023年[令和5年])、坪単価は95万3719円/坪であり、変動率+1.79%の上昇です。

川崎市多摩区の最新公示地価は平均27万2800円/m2(2023年[令和5年])、坪単価では平均90万1818円/坪です。前年からの変動率は+1.44%です。

※上記は「土地代データ」の「中野島」「川崎市多摩区」のページより引用

2023年の公示地価に基づく中野島駅周辺の平均坪単価は95万3719円

川崎市多摩区全体の平均坪単価90万1818円と比べると若干高い。

前年からの変動率は+1.79%であり、区内全域の上昇率を上回る伸びを示している。

 

川崎市多摩区の地価を簡単にまとめてしまうと、最も交通利便性の良い「登戸駅」へ近づくに従って、坪単価が高くなっていく傾向にある。

登戸駅の隣駅である「中野島駅」もその恩恵に預かって、区内でもそこそこの地価水準を維持しているのだろう。

しかし、快速停車駅であり、2路線にアクセスできる反対側の隣駅、「稲田堤」よりも地価が高いのはコスパの観点からいうと微妙。

普段、小田急線にしか乗り換えないのであれば問題ないが、京王線を使う機会も多い場合は、「稲田堤」やその先の「矢野口」まで下ってしまった方が良い。

稲田堤駅(いなだづつみえき)の現在の地価は、公示地価の平均が28万0833円/m2(2023年[令和5年])、坪単価は92万8374円/坪であり、前年比は+1.90%の上昇です。

矢野口駅(やのくちえき)の直近の地価は、公示地価の平均値が26万5000円/m2(2023年[令和5年])、坪単価は87万6033円/坪、変動率は+2.32%の上昇です。

※上記は「土地代データ」の「稲田堤」「矢野口」のページより引用

 

1人飯スポット(★★☆☆☆)

中野島駅の1人飯スポット充実度は、残念ながら普通以下といった評価だ。

商店街の個人店も含めれば飲食店の数自体はそれなりにあるが、サラリーマンが気軽に入れるチェーン店は少ない。

 

駅の北側にある「モスバーガー」。この街では貴重なファーストフード店だ。

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南側では「松屋」が営業している。

ちなみに看板にある「マイカリー食堂」は、松屋フーズが運営している別ブランドの名称らしい。

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南側には「ドトール」もある。

座ってタバコが吸える喫煙席があるのは好印象。

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駅北側、改札を出てすぐの立地にある「キッチンオリジン」

中野島駅周辺では貴重なお店の一つ。

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北口通り商店会で営業しているラーメン屋「えんどうもん」。

豚げんこつや豚足などを使用した、あっさりしたスープが魅力のようだ。

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その他にも、商店街を中心に個人店っぽい飲食店が複数ある。

この街に住んだ際は、お気に入りのお店を探してみるのも良いだろう。

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娯楽(★★☆☆☆)

中野島は、駅の南北にパチンコ屋が1店舗ずつある。

 

まずは駅の南側にある「バンバンブラッサム」。

ガラス張りの外観が眩しい、2階建ての大型店舗だ。

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そして北側にある「バンバン本店」。

お察しの通り、前述のブラッサムは同じ系列のお店とのこと。

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スポーツジムは駅の北側に2店舗営業中。

 

1店舗目は駅の至近にある「FASTGYM24」。

神奈川県内、特に川崎市ではよく見るジムだ。

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2店舗目は「スマートフィット100」。

こちらも駅徒歩3分と好立地にある。

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他には一応、駅の南側に本屋さん「BOOK PORT」がある。

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「本屋さんが娯楽施設?」と思われるかもしれないが、本屋が無い駅も珍しく無いことを考えればありがたいことである。

総合的に見て、中野島駅の娯楽施設充実度は「中の下」と言ったところだ。

 

ステータス(★★★☆☆)

東京都民「中野島。。ですか(知らない、若しくは印象が無い)」

神奈川県民「へぇ~。。(何の感情も浮かばない)」

中野島駅に対する人々の印象は「ザ・普通」。

「都会」と言うには街の雰囲気がほのぼのとしているし、「田舎」と呼ぶには東京に近すぎる。

住みにくいわけではないのだが、なんとなくパッとしない。。

細かいことは気にせず、代り映えのしない日常にも幸せを感じ、自然体で生きるのが中野島スタイルである。

 

「中野島駅」探訪

(※探訪内容は2022年2月現在の情報)

土曜日の昼下がり、「中野島駅」で下車。

生まれて初めて降り立った筆者を待っていたかのように、看板が街の魅力を紹介してくれていた。

「梨とせせらぎ」。。どうやらこれが中野島の2大観光資源であるようだ。

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駅南側の様子はこんな感じ。

曇り空の下、市民の誇り「川崎フロンターレ」を応援する小旗がはためいている。

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「中野島商店会」の店舗が連なる幹線道路沿いに、駅の南側へ進む。

商店はコンビニやドラッグストア、クリーニング屋といった生活に密接したものが中心で、予想通り、実にのんびりとした街並みだ。

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しばらく進むと、神奈川県下で最も古い人工用水路「二ヶ領用水」に差し掛かった。

これが駅の看板で紹介されていた「せせらぎ」か。。

川辺に植わっている木は桜のようで、春にはお花見なんかも楽しめそうだ。

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川岸まで降りてみると、水質も綺麗で結構良い雰囲気。

自然を感じながら暮らしたい、スローライフ派の人はこの辺りに住むと良いかもしれない。

ただし、水害の際はバッチリ水没の危機にさらされるので要注意だ。

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「二ヶ領用水」を離れ、駅南側の住宅街を散歩する。

賃貸マンションだらけの街が多い川崎市内の割には、戸建住宅がそれなりにある印象を受けた。

戸建派の人はマイホーム購入の際、中野島を候補に加えると選択肢が広がるだろう。

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住宅街の中では、時折広大な「生産緑地」を見ることができた。

不動産屋らしい話もしておくと、「生産緑地」とは、行政の都市計画で農地や山林として管理するよう指定された土地のこと。

2022年以降は、全国でこの生産緑地の制限が解除される土地が増加すると予想されているので、中野島の地価相場にも影響が出る可能性がある。

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駅南側の探訪を終え、踏切を渡って駅の北側へ移動。

どちらかと言えば北側の方が商業施設が多く、そこそこ駅前っぽい雰囲気だ。

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駅の近くでは、インド系の飲食店をちょいちょい見かけた。

散歩中もインド人らしき人とすれ違ったので、お店のコックさんだったのかもしれない。

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多くの商店が建ち並ぶ「中野島北口通り商店会」を東に進む。

地元民に愛されていそうな個人店の数々が、独特のディープな感じを醸し出す。

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商店会を通り抜け、北側の住宅地に入る。

南側とは打って変わって、、ということもなく、概ね似たような街並みだった。

たまに極端に狭い道路に出会うと、改めて昔ながらの住宅地といった雰囲気を感じる。

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住宅地を抜けて更に北側に進むと、南武線沿線の代名詞、多摩川沿いの土手にたどり着いた。

自然豊かな昔ながらの住宅地「中野島」。

刺激は少ないかもしれないが、世代を問わず、どんな方にも住みやすそうな街だった。

マイホーム購入の際は、是非、この街のことを思い出してみて欲しい。

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