「こどもの国駅」の住みやすさ ~子育て環境に特化した陸の孤島~

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「マイホームパパに優しい街探訪記」とは?
嫁のためでも、子供のためでもなく、「働くお父さん」の視点で街の住みやすさを解説する。そんなコンテンツである。

総合おすすめ度:2.6 / 5.0

  • 交通利便性   ★★☆☆☆
  • 住居費のコスパ ★★★☆☆
  • 1人飯スポット ★★★☆☆
  • 娯楽      ★★★☆☆
  • ステータス   ★★☆☆☆

「こどもの国駅」の住みやすさ ~子育て環境に特化した陸の孤島~

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「こどもの国駅」は、東急こどもの国線の沿線駅。

子育て環境に特化した、陸の孤島である。

 

住みやすい(住みたい)ところ

  • 地価が上昇傾向にあり、将来性有。
  • 駅周辺に繁華街がないため、治安が比較的良い。

住みにくい(住みたくない)ところ

  • 郊外かつ支線の沿線駅であるため、交通利便性が悪い。
  • 高級住宅街・金持ち・富裕層等のイメージはなし。ステータス性は期待できない。

参考:神奈川県警HP「刑法犯 罪名別 市区町村別 認知件数

 

交通利便性(★☆☆☆☆)

主要駅へのアクセス

  • 東京駅:1時間13分(乗り換え2回)
  • 渋谷駅:56分(乗り換え1回)
  • 新宿駅:1時間3分(乗り換え2回)
  • 横浜駅:42分(乗り換え1回)

※平日の午前08:30に目的駅へ到着する際の時間を算出

出典:ジョルダン

「こどもの国駅」は残念ながら、交通利便性の悪い駅だ。

乗り換え1回でアクセスできる「渋谷駅」を含めて、都心の主要駅までは1時間前後の時間を要する。

 

こどもの国駅の属する「東急こどもの国線」は、「恩田駅」「長津田駅」と合わせて沿線駅が3駅のみという小規模な路線だ。運行本数は少なく、平日の通勤ラッシュ時でも1時間に5~6本、日中の時間帯や土日に至っては1時間に3本程度しか電車が来ない

加えて乗り換えができる駅は「長津田駅」のみ。長津田駅の周辺には大した商業施設が無いため、休日、どこかに出かける際も更に路線を乗り継いで他の駅まで向かわなければならない。

こうした事情から、基本的に自家用車は必須といえる。電車による交通利便性の良さが外せない条件である場合は、多少予算を上げてでも他の街に居住した方が良い。

 

住居費のコスパ(★★★☆☆)

こどもの国駅(こどものくにえき)の直近の地価は、公示地価の平均値が18万1714円/m2(2023年[令和5年])、坪単価は60万0708円/坪、変動率は+0.44%の上昇です。

横浜市青葉区の最新公示地価は平均34万4872円/m2(2023年[令和5年])、坪単価では平均114万0075円/坪です。前年からの変動率は+1.60%です。

※上記は「土地代データ」の「こどもの国」「横浜市青葉区」のページより引用

 

2023年の公示地価に基づくこどもの国駅周辺の平均坪単価は60万708円

横浜市青葉区全体の平均坪単価114万0075円と比較して、およそ半分の水準となっている。

前年からの変動率は+0.44%であり、微増寄りの横ばいといったところだ。

 

横浜市青葉区は東急田園都市線・東急こどもの国線の沿線を中心とするエリアであるが、地価を牽引しているのは田園都市線の「たまプラーザ駅」や「あざみ野駅」等、いわゆる「高級住宅街」と呼ばれるエリアだ。

たまプラーザ(たまぷらーざ)の最新の地価は、公示地価の平均が49万3166円/m2(2023年[令和5年])、坪単価は163万0303円/坪、前年比+2.57%の上昇です。

あざみ野駅(あざみのえき)の最新の地価は、公示地価の平均が38万6375円/m2(2023年[令和5年])、坪単価は127万7272円/坪、前年比は+1.73%の上昇です。

※上記は「土地代データ」の「たまプラーザ駅」「あざみ野駅」のページより引用

 

こどもの国線の沿線駅は、田園都市線と比べて交通利便性やブランド力で大きく劣っており、こうした価格差が生じてしまうのも概ね妥当と評価できる。

とはいえ区内平均の半値という土地の安さは魅力的であるため、自身や家族のニーズにマッチするのであれば移住を検討してもよいだろう。

 

1人飯スポット(★★★☆☆)

こどもの国駅の周辺はほのぼとした住宅街であり、飲食店の充実度はそれなりだ

とはいえ必要最低限のチェーン店は確保されているので、毎度決まったお店に通うタイプの人なら不都合なく暮らせる。

 

まずは「スーパー三和 こどもの国店」内のフードコートにて以下の飲食店が営業中。

ラインナップがそれなりに充実しているので、普段使いに重宝する。

  • ドトール
  • ロッテリア
  • どん太鼓(うどん)
  • 大唐(中華)

 

駅の西側、前述の三和からほど近い場所には「すき家」がある。

一人で訪れるならこっちの方が入りやすいかもしれない。

 

すき家のある場所から少し北へ進むと「モスバーガー」が営業している。

ドライブスルーもあるので、運転の合間に片手で食べたい時におすすめ。

 

駅の南東側へ少し進んだ先にある「コメダ珈琲店」。

のんびりしたこの街で、一層のんびりしたい場合に利用しよう。

 

駅の南西側で営業する「横濱家」。

この街では貴重な家系ラーメン屋。ガッツリ食べたい時はこの店になるだろう。

 

娯楽(★★★☆☆)

画像が用意できず恐縮だが、こどもの国駅より徒歩7分の立地にスーパー銭湯「喜楽里 別邸 横浜青葉店」が2024年3月よりグランドオープンしている。

かつてはおじさんが楽しめそうなものは何もなかったこの街において大注目の施設。是非一度足を運んでみると良いだろう。

 

ステータス(★★☆☆☆)

東京都民「こどもの国、ですか。。ちょっと遠いですね(汗)」

神奈川県民「行ったことありますよ!(あんまり住みたくはないけど)」

こどもの国駅の良いところとして、テーマパーク「こどもの国」の存在により知名度が結構高い

自身が子供の頃に遠足で行くケースの他、子を持つ親として一度くらいは訪れている場合も多いため、説明の必要が無いということは大きなアドバンテージといえる

しかしながら東京都内へのアクセスが悪く、地価の水準はお世辞にも高級住宅街とはいえない。ステータス性については、残念ながら期待しない方がよいだろう。

自然豊かなこの街で子育てに励みつつ、平凡ながら幸せな生活を営むのが、正しいこどもの国スタイルである。

 

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