「上溝駅」の住みやすさ ~小田急多摩線の延伸に望みをかける相模原市の片田舎~

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「マイホームパパに優しい街探訪記」とは?
嫁のためでも、子供のためでもなく、「働くお父さん」の視点で街の住みやすさを解説する。そんなコンテンツである。

総合おすすめ度:2.2 / 5.0

  • 交通利便性   ★☆☆☆☆
  • 住居費のコスパ ★★★☆☆
  • 1人飯スポット ★★★☆☆
  • 娯楽      ★★★☆☆
  • ステータス   ★☆☆☆☆

「上溝駅」の住みやすさ ~小田急多摩線の延伸に望みをかける相模原市の片田舎~

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「上溝駅」は、JR相模線の沿線駅。

小田急多摩線の延伸に望みをかける、相模原市の片田舎である。

 

住みやすい(住みたい)ところ

  • 地価が上昇しており、将来性有。
  • 駅周辺は閑静な住宅街。治安が比較的良い。
  • 再開発とは異なるが、同駅への小田急多摩線延線計画有。実現すれば利便性の向上が期待できる。

住みにくい(住みたくない)ところ

  • 都心からの距離が離れており、現状は交通利便性が悪い。
  • 富裕層(お金持ち)や高級住宅街などのイメージはなし。ステータス性は期待できない。

参考:神奈川県警HP「刑法犯 罪名別 市区町村別 認知件数

参考:相模原市HP「小田急多摩線の延伸の促進

 

交通利便性(★☆☆☆☆)

主要駅へのアクセス

  • 東京駅:1時間33分(乗り換え3回)
  • 新宿駅:1時間16分(乗り換え2回)
  • 渋谷駅:1時間17分(乗り換え2回)
  • 横浜駅:1時間1分(乗り換え1回)

※平日の午前08:30に目的駅へ到着する際の時間を算出

出典:ジョルダン

「上溝駅」の交通利便性は、シンプルに良くない

比較的神奈川県に近い都心ターミナル駅である「新宿駅」「渋谷駅」まででも1時間20分弱、東京駅までは1時間半超の時間を要する。県内の中心地である横浜駅すら約1時間と遠く、どこに行くにも時間がかかるのが特徴だ。

上溝駅のあるJR相模線は、相模原市の主要駅である「橋本駅」と、湘南地域の「茅ヶ崎駅」を南北につなぐ県内のローカル路線である。この地理的条件だけでも十分にネガティブなのだが、相模線は通勤ラッシュ時でも15分に1本、ラッシュ時以外の時間帯においては20分に1本程度しか電車が来ない。ついでに、都心へ向かう際に橋本駅で乗り換えることになる京王線は複々線化が進まずノロノロ運転をしており、こと鉄道インフラに関しては三重苦の環境にある。

 

こうした状況の打開策として期待を集めるのが、小田急多摩線の延伸計画である。

多摩ニュータウンへのアクセス路線として、現在、新百合ヶ丘から唐木田まで整備されている小田急多摩線について、町田市を通り、JR横浜線相模原駅、JR相模線上溝駅、更には、田名地区を経由し、愛川・厚木方面へ延伸する計画です。

※上記は相模原市HPの「小田急多摩線の延伸の促進」のページより引用

この計画が実現すれば、交通利便性が劇的に改善される見通しだ。しかしながら事はそう単純ではなく、検討過程において事業の採算性に難があることが指摘されている。

収支採算性に課題があるため、関係地方公共団体等において、採算性の確保に必要な需要の創出に繋がる沿線開発の取組等を着実に進めた上で、費用負担のあり方を含む事業計画について十分な検討が行われることを期待。

※上記は国土交通省HP「東京圏における今後の都市鉄道のあり方について(答申)」より引用

国土交通省の答申を見る限り、計画は上溝駅までの延伸を前提として検討が進められているものの、事業化にはなおそれなりの年月を要しそうな気配だ。採算性が改善し、上溝駅が晴れてブランド路線「小田急線」の沿線駅となる日を待ち望むばかりである。

 

住居費のコスパ(★★★☆☆)

上溝駅(かみみぞえき)の現在の地価は、公示地価の平均値が13万6000円/m2(2023年[令和5年])、坪単価は44万9586円/坪、変動率+1.57%の上昇です。

相模原市中央区の最新公示地価は平均16万8418円/m2(2023年[令和5年])、坪単価では平均55万6756円/坪です。前年からの変動率は+2.15%です。

※上記は「土地代データ」の「上溝駅」「相模原市中央区」のページより引用

2023年の公示地価に基づく上溝駅周辺の平均坪単価は44万9586円

相模原市中央区全体の平均坪単価55万6756円と比較して2割ほど安い

前年からの変動率は+1.57%と、区内全域の水準には及ばないものの、一応は上昇傾向にある。

 

相模原市中央区は上溝駅を要するJR相模線の他、「八王子駅」と「東神奈川駅」線を東西に結ぶ「JR横浜線」の沿線を中心とするエリアだ。

横浜線の沿線も決して交通利便性が良いとは言えない地域なのだが、相模線の競争力が極めて低いため、同沿線地域の中心地的な位置付けである上溝駅と言えども、その地価は区内平均を下回っている。

前述した小田急多摩線の延伸による将来の地価上昇に期待する考え方もあるが、現状ではギャンブル的な要素があることは否めない。そういった意味で現在の地価水準は概ね妥当であり、上溝駅のコスパは可も無く不可も無い、普通の評価といえる。

 

1人飯スポット(★★★☆☆)

上溝駅の周辺は背の高い建物の少ないほのぼのとした雰囲気であり、フードコートを擁するような大型の商業施設は存在しない。どちらかといえば昔ながらの個人店が多く、この辺りは好みが分かれるだろう。とはいえサラリーマンの外食環境として、チェーン店も必要最低限は確保されている。

 

駅の西側、比較的改札に近い場所で営業する「ドムドムハンバーガー」、の屋外看板。上溝エリアでは大きめのスーパーである、ダイエーの1階に入居している。マックもモスも無いこの街で、ハンバーガーを提供してくれる優しいお店だ。

 

ドムドムハンバーガーのある場所から少し西側へ歩いた先にある「ミスタードーナッツ」。こんなに駐車場の広いミスドにお目にかかれるのは、鉄道交通の便が悪い上溝ならではといえる。

 

ミスドから更に西側へ行った先では「松屋」が営業中。とんかつ屋である「松のや」が併設されているので、日によって使い分けられるのが嬉しい。

 

駅西側の紹介が続いたが、東側には「てんや」がある。自宅がこちら方面の場合は頼りになるお店だ。

 

娯楽(★★★☆☆)

上溝駅の周辺は総じてのほほんとした雰囲気であり、娯楽施設の充実度は微妙なところだ。しかし、少ないながらも男性向けの施設はいくつかあるため、それなりに楽しい休日を送ることができる。

 

相模原市民の娯楽といったら、やはり「パチンコ」。娯楽施設の数が多くない上溝においても、駅の西側にはパチスロ屋「レッドスタジアム」がちゃんと営業している。

 

前述したダイエーの中にスポーツクラブ「アクトスWill_G」が入居している。上溝においては貴重な施設だが、残念ながらお風呂やシャワーは無いとのこと。

 

駅の東側にある「丸崎ゴルフ練習場」。45打席、約250ヤードの広々とした練習場だ。年中無休で早朝から夜間まで営業しているため、休日はここでドライバーとストレスをかっとばそう。

 

ステータス(★☆☆☆☆)

東京都民「かみみぞ?。さがみ線って相鉄線のことですか?」

横浜・川崎市民「相模原(笑)」

相模原市民(相模線沿線以外)「お住まいはー、あ、上溝ですか。。(うわ、悪いこと聞いちゃったな)」

上溝駅は名実ともに不便な田舎であり、ステータス性は全く期待できない

都内における知名度は無いに等しく、説明しようと沿線の名前を出してみるものの、相模線に乗ったことが無く、また、その必要も無い東京都民からすれば謎が深まるだけだ。

横浜・川崎市民からは相模原の田舎者としてひとまとめの評価を受けるが、同じ相模原市民からも沿線が違えば異質の者として見られるという、なんとも悲しい現実がそこにはある。

小田急多摩線の延伸計画を心の拠り所とし、「いまに見ておれ!」と将来の飛躍を誓うのが、上溝に住まう者の正しいスタイルである。

 

 

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