「マイホームパパに優しい街探訪記」とは?
嫁のためでも、子供のためでもなく、「働くお父さん」の視点で街の住みやすさを解説する。そんなコンテンツである。
総合おすすめ度:2.6 / 5.0
- 交通利便性 ★★★
- 住居費のコスパ ★★
- 1人飯スポット ★★★
- 娯楽 ★★★
- ステータス ★★
「矢野口駅」の住みやすさ ~南武線沿線で楽しむのどかな多摩川ライフ~
「矢野口駅」は、JR南武線沿線の各駅停車駅。
駅周辺はほのぼのとした住宅地となっており、昔ながらの戸建て住宅が立ち並んでいる。
交通利便性
主要駅へのアクセス
- 東京駅:53分(乗り換え1回)
- 新宿駅:33分(乗り換え1回)
- 渋谷駅:43分(乗り換え1回)
- 横浜駅:47分(乗り換え1回)
※平日の午前08:30に目的駅へ到着する際の時間を算出
出典:ジョルダン
「矢野口駅」の交通利便性はまずまず。
「武蔵小杉」「登戸」での乗り換えが必要だが、首都圏の主要駅に1時間以内でアクセスできる。
隣駅の「稲田堤」でも京王線に乗り換えられるが、JRと京王の駅がかなり離れているため、実は新宿に行くなら小田急の快速急行を使った方が早い。
住居費のコスパ
矢野口(やのくち)の直近の地価は、公示地価の平均が25万1400円/m2(2021年[令和3年])、坪単価は83万1074円/坪、前年比は+1.05%の上昇です。
東京都稲城市(いなぎし)の最新公示地価は平均23万4533円/m2(2021年[令和3年])、坪単価では平均77万5316円/坪で、全国順位は59位です。前年からの変動率は+0.58%で、変動率の全国順位は100位です。
※上記は「土地代データ」の「矢野口」「稲城市」のページより引用
2021年の公示地価に基づく矢野口駅周辺の平均坪単価は83万1074円。
稲城市全体の平均坪単価77万5316円と比べて若干高い。
前年からの変動率は+1.05%と、緩やかな上昇傾向にある。
稲城市の中では比較的交通利便性が良い点が、そのまま相場に現れているといったところだろうか。
とはいえ、それでも南武線の川崎寄りに比べたら安いので、どうせローカル沿線に住むならこの辺まで下ってしまうのもおすすめ。
1人飯スポット
矢野口駅の周辺には「かつ丼屋」「牛丼屋」「ラーメン屋」があり、駅から少し歩けば「ファミレス」もある。
主要駅の繁華街には及ばないが、仕事帰りの1人飯が多い企業戦士にはそれなりに優しい環境だ。
駅から徒歩2分の場所にある「かつや」。リーズナブルにかつ丼が楽しめて最高だ。
働く男の強い味方「牛丼屋」もちゃんとある。こっちも駅から徒歩2分の立地。
改札を出て道路を渡ったところにある「やのけん」なるラーメン屋。しかし、夜は女子向けのおしゃれバルになってしまうらしいので要注意だ。
娯楽
改札を出てすぐのところにパチンコ屋が1店舗。
ここが矢野口駅最大のテーマパークだ。
パチンコ以外の娯楽を楽しむためには、電車か車で多少移動する必要がある。
駅近くの多摩川原橋を渡ってすぐの「東宝調布スポーツパーク」には全長230ヤードのゴルフ練習場がある。
同施設にはテニススクールもあるため、嫁と子供がテニスをしている間に自分はゴルフを。。なんて芸当も可能。
まさに自由と家族サービスの両立だ。
また、矢野口駅の南側にはかの有名な遊園地「よみうりランド」が存在しており、車なら駅から20分程度。
「よみうりランド」をメインのお出かけスポットにすれば、週末、東京ディズニーランドまで車を飛ばす苦行に苛まれる回数を減らすことができるかもしれない。
冬はイルミネーションが開催されているため、嫁も娘もパパのセンスにうっとりである。
そして「よみうりランド」最大の魅力は、遊園地に併設されたスーパー銭湯「丘の湯」だ。
イルミネーションに負けず劣らず、燦然と輝くオアシスに足を踏み入れればそこは天国。
家族サービスで疲れた体を、お風呂でゆっくりと癒す。。
「帰りはママが運転してね!」なんて言いつつビールをグイッ!
パパにとっては疲れるだけの遊園地も、最後にご褒美があれば明日への活力も沸いてくるというものだ。
ステータス
○○課長って「矢野口」に住んでるんですか?すごーい!
この街に住んでいても、そんなことは絶対に言われない。
むしろ「矢野口ってどこ?」と言われることの方が多いはず。おとなしく「稲城市だよ」とでも言っておくのが吉だ。
相手が稲城市のことすら知らなかったら、にっこりと微笑んでやりすごそう。
「矢野口駅」探訪
日曜日の昼下がり。矢野口駅で下車。
改札の目の前には地元民に重宝されているであろうスーパーの入り口がある。
仕事帰り、晩酌のお酒を買うのに便利だ。
改札を出て右、駅の南側に進むと、何とも愛らしいマスコットが迎えてくれた。
「稲城なしのすけ」という名前らしい。稲城市は梨が有名なんですね。
駅の北側はこんな感じ。イメージ通りののどかな住宅街。
そして駅前の割には殺風景といった印象。
駅の南側に進むと、巨大な矢野口の交差点にぶつかる。
ここは「鶴川街道」と「川崎街道」が南北に交差する交通の要衝。
矢野口駅になじみは無くても、これらの街道を通ったことのある人は多いだろう。
駅周辺には目ぼしいものが無いので移動。
北側に少し進むと、広大な多摩川にかかる橋「多摩川原橋」にたどり着いた。
橋を渡って調布市方面へ。とっても眺めが良い。
写真2枚目の手前に移っているのは水道橋で、対岸にお水を運んでいるようだ。
更に少し進み、前述の「東宝調布スポーツパーク」へ。
テニスを楽しむマダムの姿が見える。
利用者の年齢層は高めの印象。
敷地内には小奇麗なクラブハウス?もあった。
レストランが併設されているので食事も取れる。
帰り道、調布側から望む「多摩川原橋」。
東京都は思えないほどほのぼのした雰囲気。
途中、ランニングをする人と何度かすれ違った(ここでも年配者多め)。
ステータスにこだわりが無く、のんびりとした雰囲気で週末を過ごしたいお父さんにおすすめの街だ。