不動産屋の選ぶおすすめ本紹介とは?
「不動産の本って何を読めばいいの?」「試しに買って読んでみたけど、内容が思っていたのと違った。。」
そんなあなたのお金と時間を守るため、「どんな人が読むべき本なのか?」を不動産屋が3分でご紹介するコンテンツである。
今回は新人不動産営業マンの必読書である「2時間で丸わかり不動産の基本を学ぶ」をご紹介します。
概要
「2時間で丸わかり不動産の基本を学ぶ」は、不動産の売買仲介営業マンが押さえておくべき基本知識を、一冊で網羅的に学べる良書。
最も基本的な業務である「不動産調査」に始まり、「取引の流れ」「融資付け」「価格査定」「重説・契約書作成」といった内容が体系的に解説されている。
初心者でも理解しやすいよう、文章は極力平易な表現で書かれており、専門知識が乏しい人でも苦にせず読むことができるのが特長。
この本を読むべき人
- 不動産売買仲介の営業として成功したい新入社員
- 社員の教育について悩んでいる不動産会社の社長や人事責任者
- 不動産屋が何を考えて取引を進めるのかを知りたい売却・購入検討者
例えば以下の内容などは、営業マン向けの書籍である本書ならではの解説と言える。
「不動産の取引では「ついてもいいウソ」がある!?」
「不動産の仕事で重要なのは「融資を引っ張る力」」
「重説と売契が「口約束の総決算」と言われる理由」
※上記は「2時間で丸わかり不動産の基本を学ぶ」の目次より引用
新人営業マン以外に、社員教育に携わっている不動産会社の社長や人事責任者、店舗の新人教育係にもおすすめ。
本人に手渡して読ませるのが最も簡単な活用方法だが、自身の基礎知識を再確認したり、新人にとって分かりやすい説明方法を考える上でも参考になる。
鹿児島 二郎
最後は少々マニアックだが、不動産屋が何を考えて取引を進めるのかを知りたい売却・購入検討者にとっても、面白い内容かもしれない。
既に一般の方向けに書かれた本を何冊も読んでおり、他の本を買っても新しい知識を得られていない気がしている上級者の方などは、是非本書を手に取ってみて欲しい。
著者の紹介
「2時間で丸わかり不動産の基本を学ぶ」の著者である畑中学(はたなかおさむ)氏は、大手不動産会社で不動産の販売・企画・仲介業務に携わり、現在は武蔵野不動産相談室株式会社の代表取締役を務める「不動産売買のスペシャリスト」。
資格は宅地建物取引士のほか、公認不動産コンサルティングマスター、マンション管理士、管理業務主任者を保有しており、プロとして十分信頼に足る人物だ。
特に不動産に関わる相続や債務問題のトラブルシューティングを得意とし、その解決率は96%。
新人営業マンは営業成績の良し悪しばかりに目が行きがちだが、トラブル産業である不動産業界では、基礎知識に裏付けられたクレーム回避能力が非常に重要であるため、トラブルシューティングにおいて実績のある畑中氏のメソッドが盛り込まれた本書は、業界で長く生き残っていくための助けになるはずだ。
まとめ
- 本書を読むことで、不動産の売買仲介営業マンが押さえておくべき基本知識を一冊で網羅的に学べる。
- 不動産売買仲介業の新入社員や教育担当者、不動産屋のことを知りたい物件の売却・購入検討者におすすめ。
- 著者は業界で実績を積んだ不動産の専門家であり、業界でのトラブル回避のためにも必読の一冊。
今後も、不動産屋の目から見たおすすめ本を紹介していく予定です。
乞うご期待ください。
鹿児島 二郎