「相模原駅」の住みやすさ ~なぜか主役になり切れない政令指定都市の中心地~

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「マイホームパパに優しい街探訪記」とは?
嫁のためでも、子供のためでもなく、「働くお父さん」の視点で街の住みやすさを解説する。そんなコンテンツである。

総合おすすめ度:2.8 / 5.0

  • 交通利便性   ★★☆☆☆
  • 住居費のコスパ ★☆☆☆☆
  • 1人飯スポット ★★★★★
  • 娯楽      ★★★★★
  • ステータス   ★☆☆☆☆

「相模原駅」の住みやすさ ~なぜか主役になり切れない政令指定都市の中心地~

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「相模原駅」は、JR横浜線の急行停車駅。

なぜか主役になり切れない、政令指定都市の中心地である。

 

住みやすい(住みたい)ところ

  • 市内の中心地であるため、商業施設が充実している。
  • 地価が上昇しており、将来性有。
  • 相模原市が「相模原駅北口地区土地利用計画」の方向性を発表。今後の開発が期待される。

住みにくい(住みたくない)ところ

  • 駅周辺は繁華街のため、治安が微妙。
  • エリア内は地価が高い部類に入り、コスパが劣る。
  • 富裕層(お金持ち)や高級住宅街のイメージはなし。ステータス性は期待できない。

 

交通利便性(★★☆☆☆)

主要駅へのアクセス

  • 東京駅:1時間17分(乗り換え2回)
  • 新宿駅:59分(乗り換え1回)
  • 渋谷駅:1時間4分(乗り換え1回)
  • 横浜駅:47分(乗り換え無し)

※平日の午前08:30に目的駅へ到着する際の時間を算出

出典:ジョルダン

「相模原駅」の交通利便性は、シンプルに良くない

比較的神奈川県寄りのターミナル駅である「新宿駅」「渋谷駅」まででも1時間前後。「東京駅」に至っては1時間10分以上の時間を要する。

JR横浜線は東神奈川駅から八王子駅までを東西につなぐローカル路線であり、東京方面へのアクセスはあまり良くない。相模原駅から都心へ向かう際は、小田急線の通る「町田駅」か、東急田園都市線の走る「長津田駅」での乗り換えを要するため、どうしても時間がかかるのが実情だ。

交通利便性の良さが外せない条件である場合は、多少無理をしてでも他の街に居住した方が良いだろう。

 

住居費のコスパ(★☆☆☆☆)

相模原駅(さがみはらえき)の直近の地価は、公示地価の平均が22万9500円/m2(2023年[令和5年])、坪単価は75万8677円/坪、前年比+3.14%の上昇です。

相模原市中央区の最新公示地価は平均16万8418円/m2(2023年[令和5年])、坪単価では平均55万6756円/坪です。前年からの変動率は+2.15%です。

※上記は「土地代データ」の「相模原」「相模原市中央区」のページより引用

2023年の公示地価に基づく相模原駅周辺の平均坪単価は75万8677円

相模原市中央区全体の平均坪単価55万6756円と比べると3.5割ほど高い

前年からの変動率は+3.14%であり、全体としても好調な中央区の平均値を上回る水準を示している。

 

相模原市中央区は前述したJR横浜線の沿線と、「橋本駅」から「茅ヶ崎駅」までを南北につなぐ「JR相模線」の沿線を中心とするエリアだ。

この相模線なのだが、通勤ラッシュ時でも15分に1本、ラッシュ時以外の時間帯においては20分に1本程度しか電車が来ない。沿線に所在する駅の周辺も結構な寂れ具合であるため、地価の区内平均を押し下げる要因となっている。

交通利便性の大して良くない「相模原駅」であっても相模線沿線よりは住みやすい環境であるため、相対的に高い地価を誇っているというわけだ。

 

なお、相模原駅周辺の土地相場を許容できるのであれば、交通利便性が多少マシな小田急線沿線の「小田急相模原駅」にも住めないことはない。

小田急相模原(おだきゅうさがみはら)の最新の地価は、公示地価の平均が22万8200円/m2(2023年[令和5年])、坪単価は75万4380円/坪、前年比+2.75%の上昇です。

※上記は「土地代データ」の「小田急相模原」のページより引用

 

こうした事情も相まって、住居費のコスパという観点で見た相模原駅の評価は何とも微妙なものだ。

マイホームの候補地として検討しているのであれば、他の駅に所在する物件も視野に入れた方が選択肢が広がるだろう。

 

1人飯スポット(★★★★★)

相模原駅は市役所の存在する市内の中心地であり、飲食店の充実度は高い

他の街へ出向かなくとも、バリエーション豊かな外食ライフを送ることが可能だ。

 

改札の横手、駅ビルの中に所在する「ドトール」。

ちゃんと喫煙ブースが設置されているのが嬉しい(2023年4月現在の情報)。

 

駅ビル「CELEO」の中には以下の飲食店が営業中。

悩むのが面倒な場合はここで食事を済ませてしまうと良いだろう。

  • マクドナルド
  • サイゼリヤ
  • とんかつ和幸

 

駅南口側のロータリー至近に立地する「日高屋」。

お小遣いの少ないサラリーマンの強い味方だ。

 

こちらも駅の南側、繁華街の中に所在するとんかつ屋「松のや」。

カレー屋も併設されているので飽きずに通える。

 

相模原駅周辺は定番の外食チェーン以外に、男の食べ物「ラーメン」も充実している。

 

まずは駅の南東側、改札から少し歩いた先にある京都ラーメンのお店「森井」。

ここ以外にも県内各所に店舗を構える人気店だ。

 

森井と同じ通りにある「壱角家」。

濃厚な横浜家系ラーメンが楽しめる。

 

そして壱角家の向かいにあるサンマーメンが食べられるお店「ラーメン三浦」。

この辺りはラーメンの激戦区であり、お客にとっては日替わりで色々と楽しめるのが嬉しい。

 

娯楽(★★★★★)

相模原駅の周辺は、パチンコ屋、打ちっぱなし、銭湯、スポーツジムが全て揃っており、娯楽の充実度は高いレベルにある

他の街へ出向かなくとも、それなりに楽しい週末を送ることができるはずだ。

 

具体的な施設のご紹介に移ろう。

本サイトでは度々ご紹介していることだが、相模原市民の娯楽といえば、何と言っても「パチンコ」である

中心地である相模原駅は、駅の周辺エリアだけで2軒のパチンコ屋が営業している。

 

まずは駅の南東側にある「パンドラ 相模原駅前店」。

堂々たる佇まいがメインストリート「さんはぜ通り」沿いで存在感を放つ。

 

こちらも駅の南東側、パンドラから大して離れてもいない場所で競合する「相模原プラザ」。

パチンコ241台、スロット123台を設ける大規模店舗だ(2023年4月現在の情報)。

 

上記の2軒以外に、駅の南側にある幹線道路「国道16号線」沿いでも3店舗のパチンコ屋が営業している。

どの店が出るのかを研究するくらいのパチンコ好きなら、チャリでも買ってこちらにも通ってみると良いだろう。

  • SAP相模原
  • やすだ 相模原店
  • ダイナム 相模原店

 

嬉しいことに、相模原駅は駅の北西側にゴルフ練習場「ボールパーク」がある。

220ヤードの雄大なフェアウェイに向かってドライバーをフルスイングすれば、仕事のストレスも少しは吹っ飛ぶだろう。

 

駅の南東側にある昔ながらの銭湯「相模浴場」。

最寄り駅は隣の「矢部駅」だが、駐車場もあるので相模原駅側からでも気軽に利用できる。

 

駅の南側で営業するスポーツジム「スマートフィット100」。

「24時間年中無休」なので、忙しい方でも通いやすい。

 

上記以外にも、相模原駅周辺はスポーツジムが充実している。

選択肢はたくさんあるので、自分にあった施設を探してみよう。

  • 相模原 チャンピオンジム
  • Oz 相模原店
  • REALWORKOUT 相模原店
  • フィットネクサス24相模原

 

本コンテンツの趣旨からすると余計な情報かもしれないが、相模原駅の周辺は「さくらの名所」としても知られている。

春の週末はたまにパチンコをお休みし、さくらの花びらが舞い散る街を散歩してみるのも悪くないだろう。

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ステータス(★☆☆☆☆)

東京都民「相模原ですか。ちょっと遠い、ですね。。汗」

横浜・川崎市民「相模原(笑)」

相模大野・橋本住民「俺たちの方が上」

相模原駅は政令指定都市「相模原市」の中核を成す駅であり、その名を冠する通り、市役所の最寄り駅でもある。

しかしながら世間からの印象はと言うと、交通の便が悪い「田舎」である。

東京都民、横浜・川崎市民から馬鹿にされるのはある程度仕方がないが、市内におけるポジションについても、都心へ直通する「小田急線」「京王線」の沿線駅である「相模大野駅」「橋本駅」の後塵を拝しているのが悲しい。

ステータスなど気にせず、飲食店と娯楽の揃ったこの街で等身大の満足感に浸って生きる。これぞ自他共に認める「田舎者」、相模原市民の正しいスタイルである。

 

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