「マイホームパパに優しい街探訪記」とは?
嫁のためでも、子供のためでもなく、「働くお父さん」の視点で街の住みやすさを解説する。そんなコンテンツである。
総合おすすめ度:2.6 / 5.0
- 交通利便性 ★★★☆☆
- 住居費のコスパ ★★☆☆☆
- 1人飯スポット ★★★☆☆
- 娯楽 ★★★☆☆
- ステータス ★★☆☆☆
目次
「矢野口駅」の住みやすさ ~駅周辺から閑静な雰囲気が漂う多摩川沿いの庶民派住宅地~
「矢野口駅」は、JR南武線沿線の各駅停車駅。
駅周辺から閑静な雰囲気が漂う、多摩川沿いの庶民派住宅地である。
住みやすい(住みたい)ところ
- 交通利便性はまずまず。賃貸・一人暮らしにもおすすめ。
- ラーメン屋・居酒屋等の飲食店が最低限ある。
- 地価が上昇傾向で将来性有。
住みにくい(住みたくない)ところ
- マンションは築年数が古い物件多し。築浅希望だと選択肢が限られる。
- 駅周辺は殺風景。再開発計画が進行中だが、現状は広場ができた程度。
- 高級住宅街・お金持ち等の雰囲気は無し。庶民派。
- 犯罪発生件数は市内でも高め。治安が微妙。
参考:稲城市HP「稲城矢野口駅周辺地区」
参考:稲城市HP「これまでの市内犯罪発生状況等」
交通利便性(★★★☆☆)
主要駅へのアクセス
- 東京駅:52分(乗り換え1回)
- 新宿駅:35分(乗り換え1回)
- 渋谷駅:44分(乗り換え1回)
- 横浜駅:46分(乗り換え1回)
※平日の午前08:30に目的駅へ到着する際の時間を算出
出典:ジョルダン
「矢野口駅」の交通利便性はまずまず。
「武蔵小杉」「登戸」での乗り換えが必要だが、首都圏の主要駅に1時間以内でアクセスできる。
隣駅の「稲田堤」でも京王線に乗り換えられるが、JRと京王の駅がかなり離れているため、実は新宿に行くなら小田急の快速急行を使った方が早い。
住居費のコスパ(★★☆☆☆)
矢野口駅(やのくちえき)の直近の地価は、公示地価の平均値が26万5000円/m2(2023年[令和5年])、坪単価は87万6033円/坪、変動率は+2.32%の上昇です。
東京都稲城市(いなぎし)の最新公示地価は平均24万5666円/m2(2023年[令和5年])、坪単価では平均81万2121円/坪で、全国順位は59位です。前年からの変動率は+2.43%で、変動率の全国順位は150位です。
※上記は「土地代データ」の「矢野口」「稲城市」のページより引用
2023年の公示地価に基づく矢野口駅周辺の平均坪単価は87万6033円。
稲城市全体の平均坪単価81万2121円と比べて1割弱ほど高い。
前年からの変動率は+2.32%と、好調な伸びを示している。
稲城市の中では比較的交通利便性が良い点が、そのまま相場に現れているといったところだろうか。
とはいえ、それでも南武線の川崎寄りに比べたら安いので、どうせローカル沿線に住むならこの辺まで下ってしまうのもおすすめ。
1人飯スポット(★★★☆☆)
矢野口駅の周辺には「かつ丼屋」「牛丼屋」「ラーメン屋」があり、駅から少し歩けば「ファミレス」もある。
主要駅の繁華街には及ばないが、仕事帰りの1人飯が多い企業戦士にはそれなりに優しい環境だ。
駅から徒歩2分の場所にある「かつや」。リーズナブルにかつ丼が楽しめて最高だ。
働く男の強い味方「牛丼屋」もちゃんとある。こっちも駅から徒歩2分の立地。
改札を出て道路を渡ったところにある「やのけん」なるラーメン屋。しかし、夜は女子向けのおしゃれバルになってしまうらしいので要注意だ。
娯楽(★★★☆☆)
改札を出てすぐのところにパチンコ屋「第一ホール」。
ここが矢野口駅最大のテーマパークだ。
パチンコ以外の娯楽を楽しむためには、電車か車で多少移動する必要がある。
駅近くの多摩川原橋を渡ってすぐの「東宝調布スポーツパーク」には全長230ヤードのゴルフ練習場がある。
同施設にはテニススクールもあるため、嫁と子供がテニスをしている間に自分はゴルフを。。なんて芸当も可能。
まさに自由と家族サービスの両立だ。
また、矢野口駅の南側にはかの有名な遊園地「よみうりランド」が存在しており、車なら駅から20分程度。
「よみうりランド」をメインのお出かけスポットにすれば、週末、東京ディズニーランドまで車を飛ばす苦行に苛まれる回数を減らすことができるかもしれない。
冬はイルミネーションが開催されているため、嫁も娘もパパのセンスにうっとりである。
そして「よみうりランド」最大の魅力は、遊園地に併設されたスーパー銭湯「丘の湯」だ。
イルミネーションに負けず劣らず、燦然と輝くオアシスに足を踏み入れればそこは天国。
家族サービスで疲れた体を、お風呂でゆっくりと癒す。。
「帰りはママが運転してね!」なんて言いつつビールをグイッ!
パパにとっては疲れるだけの遊園地も、最後にご褒美があれば明日への活力も沸いてくるというものだ。
ステータス(★★☆☆☆)
○○課長って「矢野口」に住んでるんですか?すごーい!
この街に住んでいても、そんなことは絶対に言われない。
むしろ「矢野口ってどこ?」と言われることの方が多いはず。おとなしく「稲城市だよ」とでも言っておくのが吉だ。
相手が稲城市のことすら知らなかったら、にっこりと微笑んでやりすごそう。
「矢野口駅」探訪
(※探訪内容は2021年11月現在の情報)
日曜日の昼下がり。矢野口駅で下車。
改札の目の前には地元民に重宝されているであろうスーパーの入り口がある。
仕事帰り、晩酌のお酒を買うのに便利だ。
改札を出て右、駅の南側に進むと、何とも愛らしいマスコットが迎えてくれた。
「稲城なしのすけ」という名前らしい。稲城市は梨が有名なんですね。
駅の北側はこんな感じ。イメージ通りののどかな住宅街。
そして駅前の割には殺風景といった印象。
駅の南側に進むと、巨大な矢野口の交差点にぶつかる。
ここは「鶴川街道」と「川崎街道」が南北に交差する交通の要衝。
矢野口駅になじみは無くても、これらの街道を通ったことのある人は多いだろう。
駅周辺には目ぼしいものが無いので移動。
北側に少し進むと、広大な多摩川にかかる橋「多摩川原橋」にたどり着いた。
橋を渡って調布市方面へ。とっても眺めが良い。
写真2枚目の手前に移っているのは水道橋で、対岸にお水を運んでいるようだ。
更に少し進み、前述の「東宝調布スポーツパーク」へ。
テニスを楽しむマダムの姿が見える。
利用者の年齢層は高めの印象。
敷地内には小奇麗なクラブハウス?もあった。
レストランが併設されているので食事も取れる。
帰り道、調布側から望む「多摩川原橋」。
東京都は思えないほどほのぼのした雰囲気。
途中、ランニングをする人と何度かすれ違った(ここでも年配者多め)。
ステータスにこだわりが無く、のんびりとした雰囲気で週末を過ごしたいお父さんにおすすめの街だ。